ほーちゃんの趣味手帖

主にゲームについて語ります。ジャンルは雑多。プレイ速度は亀

【十三機兵防衛圏プロローグ】考察①~鞍部 十郎~

2019年3月14日に発売された、十三機兵防衛圏プロローグ。
考察をまとめる場がほしかったので、久々に記事更新です。
こうやってきちんと書こうとすると、どうしても長続きしないのがネックですが、発売まで時間があるので、一人ずつ感想含みで書いていけたらなぁと。

 

今回は、一番初めにストーリーが解放になる 鞍部 十郎 です。
(2019/03/23: 長くなりすぎたので途中経過をupしちゃいます。随時更新予定)

 

タイトル画面の真ん中にどーんと構えている子です。
素直で誠実そうな好感持てる少年で、真っ直ぐな心を持ち、いざと言うときに正しい判断ができる人物と言う印象を抱きました。
正義感が強く、誰とでも上手くやれそうな、正統派ヒーローですね。好き。

以下、ざくざくネタバレしますのでご注意ください。
(と言うか、プロローグ遊んでない人には内容さっぱりだと思うw)

 

 

 

*プロフィール

鞍部 十郎(くらべ じゅうろう) 咲良高校 1年B組
本名は和泉 十郎。今までの記憶を“偽の記憶を上書きする”と言う形で奪われ、与えられた偽の人生を生きている。穏やかな性格で、特撮、ロボット、怪獣映画が好き。

 

*和泉 十郎の足跡

まず、十郎の登場シーンの中で一番古いと思われるのは、東雲 諒子編2064年に明日葉市の中心部で行われた、怪獣たちの本格侵攻に対する防衛戦です。
ここで敗戦を喫した十郎たちは、森村・井田・郷登ら後方支援の手によって、別の時代へ“強制転送”されることで命を拾います。

十郎が転送された先は、薬師寺 恵編2024年10月のさつき池公園
ここで十郎は、助けてくれた恵との間に何らかの心の交流を持ったようですが…
その後、彼は、2020年代に現れた怪獣たちを迎撃するため、恵の制止を振り切ってもう一度機兵に乗り込み、単身で戦いを挑んだ末に敗北。
意識が混濁するレベルの重症を負い、森村 千尋もしくはその協力者の手で1985年に身柄を移され、治療のため、鞍部 十郎と言う真っ新な人間に生まれ変わったのでした。鞍部 十郎編に続く。ちゃんちゃん。

以上はあくまで、「このように考えると最も自然」と言うだけで、壮大なミスリードである可能性も捨てきれません。全編そんなのばっかですw
また、記憶の上書きに関する表向きの説明は、かなーりきな臭いですよね…

 

*そもそも和泉 十郎っていつの人?

わかりません。
ぶっちゃけるとこの作品、十郎含め、ほとんどのキャラクターが“生年不詳”です。
たとえ、本人が「私は1985年の女子高生よ」と自認していても、記憶をいじられている可能性が常につきまとう以上、何とも言えません。
ついでに言うと、本当にこの世界の人間なのかもわからない。予想するしかない。

が、十郎に関しては、表向きの情報すら出ていません。
わかっているのは、2064年の防衛戦の時点で、既に機兵に乗って戦っていたと言うこと。
恐らく、早い時期から適合を見出され、機兵の搭乗員となったのだと思われます。

機兵の起源に最も近いと思われるのは、郷登 蓮也編2104年の敷島技術研究所のシーン。
井田が「前回では機兵はなかった」と発言しており、襲い来る怪獣への対抗手段として“機兵”が生まれたばかりであることを匂わせています。
また、同シーンで井田は「2064年の学校に戻って」「他の二人の適合者の協力も得ねば」とも発言しており、これを、年代と状況から東雲 諒子と関ヶ原 瑛の話だと仮定すると、東雲 諒子編の冒頭は、井田が2064年に戻った後のシーンと見ることができます。
この後、井田らは諒子と瑛の協力を得て、2064年の防衛戦へと挑むのですが、このとき諒子たちと一緒に戦っているのが、13番機に乗った“十郎”なんですね。
故に、十郎は諒子たちと同時期、あるいはそれより前に協力者となったことが予想されます。機兵計画が始まった頃から関わっていた人物と言うことですね。

ちなみに、気付いた方も多いかと思いますが、各機兵の番号は、通信中のキャラクターの顔の右下にちゃっかり書いてあります。
更に、2064年の防衛戦のシーンでは、井田の操作するモニターをよく見ると一部の搭乗者の顔が映っているのが見て取れます。十郎らしき顔も左上に…
機兵が強制転送される瞬間等、ガン見すると楽しいシーンです(*^^*)

 

*恵と出会ってからの十郎

2024年10月の恵との出会いのシーンは、機兵に乗っている状態で突然現れたこと、「戦線は崩壊だ」と発言していること等から、2064年の敗戦、強制転送の末の出来事と見るのが自然でしょう。確証はないですが、以下はその前提で話を進めます。

時空移動で飛べる地点(時間と場所)に法則性があるのだとすると、まさに移動してきた瞬間が描かれている十郎と恵のシーンは貴重です。
さつき池のど真ん中に機兵が落ちたことを考えれば、人命に関わる事故が起きないように何らかの配慮がされている可能性も高いと思います。
また、このシーンで十郎は、「次はここ(2024年)が危険なんだ」「この時代も奴らに狙われている」と発言していますが、これは“元々(2064年での防衛に失敗すれば)次に狙われるのが2024年だと知っていた”と解釈するのが自然かなと思います。他にも考え様はありそうですが…
他の主人公のお話と考え合わせると、怪獣が襲ってくるのは40年毎なのでは? ついでに時空移動で飛べるのも40年毎なのでは? なーんて想像が膨らんじゃいますね。
過去へ過去へと逃げる人類を追ってくる怪獣… それを食い止めるための防衛戦線… と、ここまで妄想してしまうと飛躍しすぎでしょうか? 何にせよワクワクしますo(^^)o

恵との別れは2025年、出会いの翌年となります。
恵と出会った“半年後”には、十郎は既に“鞍部 十郎”として1985年に移っているので、実質、恵と過ごした時間は半年未満と言うことになりますね。
しかし、「身体も治ってないのに」「君には感謝している」と言うやりとりは、短い間に、十郎が恵の看病によって救われる… そんな二人の思い出があったようにも聞こえます。
距離感も近いですし、二人は恋仲、あるいはそれを匂わせる関係だったのでしょう。
ここで少し気にかかるのは、十郎が「今、戦えるのは13番機だけ」と発言していること、そして、恵が「あのロボット取り返して」と発言していることの二つです。
十郎の発言は、“2025年に存在している機兵は13番機一機だけ”と言う意味とも、“2025年に存在している他の機兵は損傷等しており使えない”と言う意味とも取れます。
使えなくなった機兵と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは、郷登 蓮也編に登場した“汚染”と言うワードです。他の機兵は“汚染”されてしまっているのでしょうか?
(このあたりのことは、郷登 蓮也の考察で詳しく突っ込む予定です)
また、恵の発言は、現在機兵が何者かに奪われていることを示唆しています。
この後、2025年も怪獣の襲来を受けるわけですが、十郎がそれを迎撃したと言う明確な描写はなく、ひょっとしたらそれより前、機兵を取り戻そうとした過程で何らかの事故があったのかもしれません。想像するしかありませんが…

 

*“鞍部 十郎”の誕生

十郎が“鞍部 十郎”として登場する中で最も古いのは、薬師寺 恵編1985年、咲良高校の校庭で、記憶を失った十郎に駆け寄ろうとする恵を森村が制止するシーンです。
これは、十郎と恵の出会いから半年後とされていますが、時空移動の法則がわからないため、何月のシーンなのかはわかりません。
時空移動が12ヶ月毎の単位で行われる(=4月からは他の年の4月へしか飛べない)と仮定すれば、4月と考えるのが妥当でしょうか。
同じ4月と思しき冬坂 五百里で、十郎は既に“鞍部 十郎”として1985年に馴染んでいたので、それより後と言うことはなさそうです。
ここで森村は、十郎の容態について、恵に「手の施しようがなかった」「別の人格として治療している」と説明しています。額面通りに受け取れば、十郎は2025年の怪獣襲来の際に何らかの形で負傷し、健康な生を取り戻す代価として過去の記憶を失わざるを得なかったと言うことになるでしょう。
筋道は通っていますが、問題は証言者である森村です。
このときの彼女は、本当に本物の“森村 千尋”なのでしょうか?

“森村 千尋の体が何者かに乗っ取られているのでは”と言う疑惑は、郷登 蓮也編の冒頭で呈示されます。1985年、“最終戦”数週間前の理科室のシーンです。
森村の体がいつから、誰に乗っ取られたのかについては、郷登 蓮也の考察に回すとして、薬師寺 恵編“鞍部 十郎”のシーンの森村を“偽物”と仮定すると、いろんなことに辻褄が合ってきます。

記憶を上書きされた十郎は、機兵のことは勿論、この世界の一番の脅威である怪獣の存在も知りません。
自らが戦うことはおろか、周囲に警告を発することすらできないのです。
ざっくり言えば、この“和泉 十郎”を“鞍部 十郎”として再教育すると言う行為、ぶっちゃけとってもワルモノっぽい! 「彼のためなのよ」なーんて言って恵を十郎に近づかせまいとしていた森村、めっちゃ悪役っぽい! …と言うことです。
やっぱり確証はありませんが、以下は十郎の記憶をいじった森村=偽物と言う前提で話を進めます。(間違っていた場合、この考察は以降大きく脱線していくことになります)

十郎の治療を行った森村が偽物だとすると、気にかかるのは、十郎が2025年で恵と別れる際、恵とその友人・兎美に「いざとなったら森村の指示に従うように」と指示していることです。森村の体が、1985年に移動する以前から乗っ取られていたのだとすると、この後、十郎の指示通り森村を頼ったであろう恵と兎美もまた、何らかの虚偽の説明を受けたり、不利な待遇をされたりしている可能性があります。

恵と兎美は、どちらも1985年の咲良高校1年生、つまり十郎の同級生として冬坂 五百里他に登場しますが、その描写にはいくつか不審な点があります。
まず、兎美は、十郎が2024年に転送されてきた瞬間を恵と一緒に見ていた目撃者です。
2025年には、十郎を“和泉 十郎”と呼び、港に怪獣が現れたことを報告しています。
よって、兎美と十郎は顔見知りであるはずなのに、1985年に“鞍部 十郎”のクラスメイトとして登場する兎美は、十郎の身に起きた異変について一切触れていません。
勿論、たまたま描写がなかっただけの可能性もありますが、兎美が何を、どこまで知っているのかについては気にかかります。

更に、恵が十郎との接触を禁じられたのは、二人の関係が深く、また恵の十郎への思い入れが強いため、恵の行動が十郎の“和泉 十郎”としての記憶を呼び覚ましてしまうことを恐れてのことだと思われますが、だとすれば、兎美が十郎と同じクラスになったのは何故でしょう。恵程の危険はないにせよ、“和泉 十郎”のことを知る兎美を、森村が警戒しないとは思えません。
何らかの方法で学校の教員と言う立場を得ている森村なら、クラス編成に干渉する手段くらい持っていそうなものですが… 考えすぎかもしれませんが、気になります。

 

*“鞍部 十郎”の生活

平凡な1985年の高校1年生として、新しい人生を開始した十郎。
ですが、タイムリープを経ているため、彼は実際にはもう少し年上なのではないかと思われます。恵と出会った半年前から、既に高校生の出で立ちをしていたからですね。
同じことが、恵と兎美にも言えるでしょう。特に兎美は、如月 兎美編で正確な年齢が判明しているので、この件については彼女の考察で詳しく考えてみたいと思います。

“鞍部 十郎”が登場するのは、薬師寺 恵編を除くと、鞍部 十郎編冬坂 五百里南 奈津乃編の3編です。これを時系列順に並べると、まず十郎たちの教室が旧校舎にある冬坂 五百里、次いで新校舎となった後の鞍部 十郎編、そして十郎と五百里が“夢”のことを話し合っている南 奈津乃編、となるでしょうか。
(鷹宮 由貴編にも、鞄を持って教室から出て行く十郎がちらっと登場しますが、台詞もないし、あまり考察の余地はないかなと… 恵が廊下から十郎を見つめているシーンですね。時間軸としては、南 奈津乃編より更に後です)

冬坂 五百里は、「高校生活開始早々」と言う五百里の発言から、1985年4月の物語だと思われます。十郎は、このとき既に同じクラスの百里と顔見知りになっており、“レンタルビデオ屋で知り合った”同級生の網口 愁と言う友人も得ています。
はっきり1985年5月と明記されている鞍部 十郎編では、クラスメイトの柴 久太、そしてこの時代に居るはずのない主人公の一人・三浦 慶太郎が友人として登場する他、十郎が“夢によく現れる”五百里のことを気にかけている様子が伺えます。
南 奈津乃編の十郎と五百里は、その“夢”について情報を共有し合って、以前より親しくなったように見えます。また、十郎と奈津乃も、クラスは違うけれどビデオの貸し借りをする間柄になっています。奈津乃と五百里は幼馴染と言うことなので、五百里と親しくなったことで、奈津乃とも繋がりができたのかもしれません。

“鞍部 十郎”を語る上で欠かせないのが、“夢”そして“特撮映画”です。
十郎は、“鞍部 十郎”として高校生活を送るようになってから、ロボットや怪獣等が出てくる“まるで特撮映画みたいな”夢を頻繁に見るようになります。
片やミステリアスな“夢”、片やありふれた趣味である“特撮映画”ですが、そこには濃密な関わりがあることを予感させ、鞍部 十郎編の主軸となってきます。

十郎が初めて“夢”について言及したのは、冬坂 五百里、1985年4月。
ここで彼は、友人である網口 愁と、お互いの見た夢について語り合っています。
十郎と「状況も設定も一緒」の夢を見ると言う愁は、それについて「見る度に全然違う夢」「時系列がばらけているだけで(夢と夢が)繋がっているみたい」と説明しており、二人の人間が何度も似たような夢を見る不可思議を訝しんでいます。
一方の十郎は、「映画の影響だと思う」とあまり事態を深刻に受け止めておらず、今後もお互いの見た夢を報告し合おうと言う愁の提案に乗り気でない様子です。
そして、このとき二人の会話を聞いていた五百里もまた、二人に打ち明けなかったものの、4月の時点で奇妙な夢に悩まされていることが語られます。

時は進んで1985年5月、鞍部 十郎編では、前述した通り、百里が十郎の夢によく現れるようになり、五百里もまた、自分の夢に十郎が出てきたことを打ち明けます。
十郎はこのときも、「映画のシーンを夢にまで見る」と“夢=映画の影響説”を頑なに固守している様子ですが、自分を夢に見たと言う五百里の発言には興味を示し、詳しい話を聞こうとしています。その後、南 奈津乃編では、実際に夢について語り合っている十郎と五百里の様子が描写されていたので、本編では、二人が情報を共有し合うことで何かの発見に至る展開があるのかもしれません。

十郎、五百里、愁、三人各々が見た“夢”の内容とその意味については、五百里と愁の考察に回すとして、ここでは、三人の共通点について考えてみたいと思います。
似たような夢を似たような条件下で見ているわけですから、この三人には何かしらの共通点があると考えるのが妥当だと思うのですが、残念ながら、今のところ確信を持って考察を進められるようなヒントはあまりありません。
確実なのは、彼らの夢が“怪獣に襲われる未来”に関わるものであると言うことと、彼ら自身もいずれは機兵計画に関わることになる(あるいはかつて関わっていた)と言うことの二点です。十郎に限って言えば、彼の夢は、彼が“和泉 十郎”であった頃の記憶の片鱗と見ることもできますね。

よって、彼らの夢については、今まで彼らが体験した(失ってしまった)記憶が元になっていると言う説と、これから起こる未来を予知するものであると言う説の二つが考えられるでしょう。前者であれば、五百里と愁も十郎と同様に、何らかの形で今までの記憶の一部を失っていると言うことになります。ただしこの場合、五百里と愁は共に小学校が同じであり、五百里には他にも幼馴染が何人かいますから、“鞍部 十郎”として人生をリセットしたばかりの十郎とは大きく条件が異なります。
また、仮に五百里と愁も記憶を失っているとすれば、他の主人公たち、例えば南 奈津乃編で宇宙人?のBJと共に“記憶セル”を探すことになった奈津乃等、記憶を失くしていそうな人物は他にもいます。奈津乃は五百里の幼馴染の一人で、小学校時代の記憶を共有しているわけですから、一見、置かれた立場は五百里と近いように見えます。けれど、奈津乃は夢を見ておらず、五百里は夢を見ている。つまり、二人の間には何か違いがあるのです。更に言えば、似た夢を見て立場を同じくしているように見える五百里と愁も、鷹宮 由貴編の由貴と井田とのやりとりを聞くと、どうやら立場に大きな違いがあるらしいことがわかってきます。井田が由貴に調査を命じた生徒の名簿の中に、十郎と五百里の名前はあったけれど、愁の名前はなかったんですよね。

これらの事実を詳しく考察していくことは、話が脱線してしまうのでここでは避けますが、一つ言えるのは、主人公たち各々が置かれた立場は、一見するより遥かに複雑に入り組んでいると言うことです。共通点を見つけることは容易ではありません。
そもそも、十郎と愁の夢が“似ている”ことは、愁が確信を持って断言していますが、百里に関しては違います。十郎と愁の夢と、五百里の夢が別物である可能性も捨てることはできません。関連があるのは確かだとしても、ルーツが一緒とは限らないのです。

(執筆中)

【オクトパストラベラー】オフィーリア編 2章 感想

OCTOPATH TRAVELER 感想 第2弾。
今回は、オフィーリア編 2章です。


舞台は、川と共に生きる街・セントブリッジ。
大河の上に橋が架かり、その上に街があるんですが、これがまた美しくて!!
上流から下流にかけて、雄大な川の流れを一望できる作りなんです。
街そのものは石造りで優雅。こんな街に住んでみてぇ~~

さて、聖火教会のしきたりに従って、この街へ巡礼(みたいなもの)にやってきたオフィーリアですが、それ自体は即終わった。2分くらいで。
そして始まる、街を観光する最中に出会った子どもたちの喧嘩を仲裁するほのぼのストーリー。
優しい気持ちでふわふわと読んでいるうちにボス戦になった。

いや、件の子どもたちは割りと繊細な事情で拗れているんですけど、オフィーリアお姉さんが難しい子どものあしらい上手すぎて何もハラハラしなかったよね。

ボスは、なんか難しい名前のオオカミ。
ぽっと出の罪なき魔物であり、ストーリー上だとオフィーリア一人でボコせる程度なのでたぶんそんなに強くない。
ゲーム的にも強くなかった。理由は後述。

メンバーは以下の通り。
① オフィーリア/踊子(Lv15)
② サイラス/狩人(Lv21)
③ テリオン/商人(Lv17) ←「あンのォ……」って言うあれ
④ オルベリク/薬師(Lv16)
BPパサー信者であり、さみだれ矢&千本槍信者でもあったわたしが、新たな信仰対象に開眼したバトルでした。
いやー、ねんちゃく糸強えぇーー!!!
魔力の斧を装備するためだけに蛮族ルックしてたサイラス先生、いつの間にか覚えていたねんちゃく糸で戦況を圧倒。
本当に覚えさせた記憶がないんだけど、当時のわたしグッジョブ!! これ強いよ!!
後は、テリオンのコウモリがいい仕事してた。

特に悪いことしてないオオカミをボコし、子どもたちのヒーローとなったオフィーリアお姉さんの次の目的地はゴールドショア。
次に遊ぶ予定のアーフェン編 2章もゴールドショアで発生。運命を感じる。


⭐パーティチャット感想⭐

① オフィーリア&サイラス
セントブリッジに到着してすぐ発生。
生で式年奉火の儀式を見られてウキウキのサイラス先生。この人、明らかに学院を追放されてからの方が楽しそう。

② オフィーリア&アーフェン
↑と同じタイミングで、大聖堂を出ると発生。
オフィーリアに薬草の知識を披露するアーフェン。
己の穢れた心を浄化してくれるパーティチャット。オフィーリアは純真だし、アーフェンは純情だった。

③ オフィーリア&プリムロゼ
子どもたちと出会った直後に発生。
一緒にブローチを捜してあげるプリムロゼ、飾り気のないいいお姉さんだよね。お色気要素すらも微笑ましい。

④ オフィーリア&トレサ
ダリルの話を聞いた直後に発生。
子どもの扱いがまるでダメなトレサ。ダメすぎてびっくり。
「飴でもあげれば言うこと聞くかなって」 ←アカン

⑤ オフィーリア&ハンイット
ダリルをエミールの元へ導いた直後に発生。
祈るのはオフィーリアに任せる、ってハンイットの台詞が好き。
オフィーリアの価値観を否定しないんだなぁって。その上で急ぐぞって現実的な言葉をかける。大人。

⑥ オフィーリア&テリオン
ボス戦の後に発生。
悲惨だったであろう自分の子ども時代を、それも思い出だと割りきるテリオン。こちらも大人。

⑦ オフィーリア&オルベリク
大聖堂で司教と会話した直後に発生。
おー、ここで名前が出てくるのかフィリップ!
わたし思うんだけど、オルベリクさん全て終わったらフィリップのお母さんと結婚する気はないかな??
あの母子にとってはそれが一番だと思うんだよなー。フィリップ絶対喜ぶよなー。でもオルベリクさんは断りそうだな。


今回のおまけは、リバーランド地方・双子滝の探索日誌。
やっぱりこのゲームの水は綺麗だよぉ……
その名の通り、奥に2本並んだ滝があるんですが、如何せん遠くて!! ピントがボケてて!
近くで見たい…… マイナスイオン浴びたい…… ってウロチョロしてたら人面蝶とか言うどこも人面じゃない(純度100%虫の顔)が襲ってきたので返り討ちにしました。

以下、虫捕りメンバー。
① サイラス/薬師(Lv21)
② テリオン/商人(Lv17)
③ プリムロゼ/狩人(Lv15) ←さみだれ
④ ハンイット/剣士(Lv15) ←さみだれ
槍弱点と弓弱点は雑魚!!(慢心の表情)
全体睡眠でちょっとおっとっとしましたが、よりによってサイラス先生を眠らせ損ねると言う敵のドジっ子っぷりに救われました。
現時点で最も属攻の高い武器が魔力の斧なので、サイラス先生はしばらく薬師or狩人かな~と思っている。

【オクトパストラベラー】トレサ編 2章 感想

OCTOPATH TRAVELER 絶賛プレイ中。

1章の感想から書くのが筋のような気もしましたが、体験版で散々遊んだので新鮮味なくて!w
2章以降のボス戦やパーティチャットの感想です。

若い子からってことで、トップバッターはトレサ。


トレサ編 2章の舞台は、鉱山の街・クオリークレスト。
ゴールドラッシュにわく西部の街並み……
この世界観がたまんねぇ!! 好き!!!
ツルハシの音がいい味出してる。

一人前の商人を目指すトレサの前に、やたらと突っかかってくる生意気な男の子・アリーが登場。
同じ志を持つ商人同士、火花を散らしつつもお互いを認め合っていく2人…… の目の前に、金持ちの嫌な奴(大地主)が現れた!
何やかんやあって連れ去られたアリーを助けるため、トレサは大地主の屋敷に殴り込む!!

単純明快なテンプレライバル(最初は嫌な奴)
単純明快な金持ちの悪役(小者)
うーん、清々しい。ふつーに楽しく読んでしまった。

ボスは、地主の雇った用心棒。
貫禄はないが、適正Lv無視したせいで強かった!
と言うか、一緒に出る雑魚の攻撃力おかしい。何あれ。なんかいっぱい死んだ。

以下のメンバーで挑みました。
① トレサ/盗賊(Lv16) ←商人の矜恃などない
② サイラス/神官(Lv19)
③ アーフェン/商人(Lv15)
④ プリムロゼ/剣士(Lv14)
トレサとアーフェンでBPパサパサして、プリムロゼで千本槍パリーンしつつのバフ、サイラス先生が大魔法、相手は死ぬ。
いやまぁそんな簡単でもなかったんですけど、ブドウの煙いっぱい吸ったな~~(遠い目)
地味に、そこらで誘惑してきた名も無き労働者がディフェンスアップでいい仕事してた。

メンバーの選抜は、パーティチャットに必須のキャラ+Lv低いキャラって感じで、バトルジョブで無理矢理バランス取ってます。
主人公(サイラス先生)が攻撃と回復 両方行けるステータスなのが有り難い。

ジョブは、メインでアビリティ取っていくジョブだけ決めつつ、臨機応変に付け替えてます。楽しい。
オルベリクやハンイットはタイマン用とPT戦闘用で便利なジョブが異なるし。
(けしかけるときは踊子で避けまくるのが好き)

悪徳地主を力ずくで追い出したトレサ。
金? いや違げぇ、力こそ正義だ!!
サイラス先生を助っ人に連れて行った時点で、トレサの勝利は決まっていたのだ。

大競売と言うこれまた明快な目標ができて、順調に滑り出したトレサの旅。
次の目的地はヴィクターホロウのようですね。
名前だけは(体験版の頃から)よく聞くんだよな!


⭐パーティチャット感想⭐

① トレサ&ハンイット
クオリークレストに到着してすぐ発生。
わたしも商売の匂いを探すとしよう、とトレサのノリに付き合ってくれるハンイットさんが良い。

② トレサ&サイラス
碧閃石を売りさばいた直後に発生。
トレサの商売の様子を見守っていたらしい先生。
わたしのプレイでは最も付き合いの長い2人です。先生の一番弟子みたいなね、そんなイメージ。

③ トレサ&プリムロゼ
アリーとの商い勝負の直後に発生。
突然、熱血モードを発症するプリムロゼ。どうした。ただただどうした。

④ トレサ&オフィーリア
同上。
素直にアリーに感心しちゃうオフィーリアに、どっちの味方なのってむくれるトレサが可愛い。

⑤ トレサ&オルベリク
アリーが連れ去られた直後に発生。
落ち着けとなだめつつ、手を貸すと言ってくれるオルベリクさんが頼もしい!
今回のパーティには入れなかったけど、この人連れてきゃ最強でしょ感がすごい。

⑥ トレサ&テリオン
同上。
商売敵のアリーを迷わず助けに行くトレサを見直すテリオン。
孤高の盗賊と言うわりに、何て言うかちょろい。悪の側の人間っぽくない。まぁ主人公だしな。

⑦ トレサ&アーフェン
ボス戦の後に発生。
トレサとアリーの友情に一人盛り上がるアーフェン。そういうの好きそう。
トレサ、アーフェンのこと呼び捨てなの可愛いなぁ。


トレサの2章を終えた後、同じクリフランド地方の鳥葬の洞窟へ遊びに行ってきました。

鳥の巣みたいなワラ(?)が敷かれた地面、細かいな~とか、奥の、岩肌が途切れて外の景色が見えるとこやばいな~とか…… のどかに観光してたら、最奥にいたクソバードに全滅させられました!💢💢
おのれ!! 確かに危険度Lvは無視したけども!

と言うわけで、リベンジ時のメンバー。
① サイラス/神官(Lv20)
② テリオン/踊子(Lv16)
③ ハンイット/商人(Lv15) ←さみだれ
④ オルベリク/狩人(Lv15) ←さみだれ
再戦については特に言うことなくて、あえて言うなら「反射のヴェール強い」って感じですかね。
ちなみに、負けたときは火炎で焼き殺されました。

【天涯】共通√を母に遊んでもらった話

まず間違いなく、自力で完走できると思っていた。
高木作品の傾向は知っており、ヒロインの自己嫌悪や逃亡癖をスルーするスキルも鍛えられている。
何より、必ず起こるであろう理不尽な展開の数々を、笑い飛ばしながら乗りきることができると思っていた。わたしなら。

甘かったです。

 

結論から言うと、四月二十五日~八月十三日のイベントは、全て母に遊んでもらいました。
おまっ、できないことはマッマにやってもらうとかガキかよ! と言われたら、何も言い返せません。
が、母はとても楽しそうだった。
わたしより明らかに楽しんでいた。
そして、注意書き付きのプレイメモを残してくれました。

 

母に頼ることにした理由は、有り体に言えば体調が崩れはじめたからです。
プレイを始めてから、加速度的に体調が悪化した。
作品に感情移入しすぎてストレス過剰でダウンと言う、コントみたいな状態になった。
元々、自分は感情移入が激しいタイプで、ミュージカルを観に行ったら感動のあまり全身が麻痺してしまい、しばらく救護室のお世話になると言うこれまたコントみたいな失敗をやらかした過去がある。
とは言え、まさか乙女ゲーで。まさか楽しみにしていた作品で。
予想、できなかったんだよなぁ。

更に突っ込んで私事に触れると、自分は長いこと神経を患い、今は社会復帰目指してリハビリの真っ最中である。
真面目な話、こんなストレスフルなゲームを遊んでぶっ倒れている場合じゃない。
何やってんだ自分、と苦悩する日々が始まった。

すっぱりと遊ぶのを止められなかったのは、それでも魅力を感じていたからです。
高木作品って、心理学フェチ垂涎のゲームなんですよ。
それぞれの人柄や、きょうだい同士の共通点をじわじわと把握していく序盤は、わたしにとって最大のご馳走でした。
このわけがわからない弥島と言う家の人間模様を、自分の手で紐解いてみたい。
自分なりの言葉で語れるくらいに、彼らのことを知りたい。
そう思いました。

 

この作品の何が辛かったかと言うと、とにかく主人公が理不尽な目に遭うんですよね。
お家騒動に巻き込んでおきながら、主人公に謝罪も感謝もしない弥島家の人々。
無理だとわかっている仕事をやらせ、できないと叱責する弥島家の人々。
そんな彼らの我が儘を当たり前のことと受け止め、むしろ自分に責任があると思い込んで自己嫌悪に陥る主人公。
ただ罵倒されるとか、お弁当ガシャーンされるとか、そういう次元の話じゃなかった。
もっともっと理不尽で、利己的な人々に振り回される話でした。

とは言え、三男とのやりとりは笑えるし、次男もどうやら味方っぽい。
ひょっとしたら、何とか最後まで遊べるのでは……
そう希望を持ちはじめた矢先、あのイベントが起こりました。
そう、主人公の父の訪問です。

 

主人公の父については、ほとんど批判している方を見かけません。
昭和初期の父親なんてこんなもん、と言われれば、確かにその通りかもしれません。
けれど、わたしは許せなかった。
この人が、自分の娘が『弥島』のお家騒動に巻き込まれ、賭けに使われると知りながら、そのことを黙って帝都へと送り出したことが。
どうして私を行かせたの、と聞く主人公に、「お前がいつまでも店を継ぐなんて言っとるからだ」と父は答えます。
店を継ぐなんて無理だと納得させたかった、だから『弥島』へ行かせて現実を悟らせ、娘の志を折ろうとした。
最低だと思いました。
卑怯なやり口だと思いました。
自分の意のままに動かすためなら娘の心が傷ついても構わない、到底受け入れられない行動だと思いました。

それ、自分の店でやれよ。
自分の料理旅館を一週間くらい娘に任せて、その厳しさを突き付けてやれよ。

娘の伸びしろを見もせずに、甘いと突っぱねて将来を否定したのは、男尊女卑の思想が根深かった時代故でしょう。それはわかる。
けれど、だからと言ってそのために、娘の志が折れるように進んで仕向けたのはわからない。
出来ないと思わせたい仕事を、経験も教育も皆無の状態でわざとやらせて、出来ないと知らしめようとした。
そんな卑劣なことを実の父親がするなんて、思いたくなかった。

 

心をすっかり折られたわたしは、Vitaを放り出してしばらく泣きました。
そして、続きが知りたいから自分が遊んでもいいかと尋ねる母に、大人しく主人公のその後を任せました。

母は、GWを駆使してぐんぐん進めていき、本当に共通√の大半を終わらせてしまいました。
母が残してくれたプレイメモは、女中や小僧のシーンにはアンダーラインが引かれ、幸介やウメさんの叱責シーンにも要注意マークが書き込まれ、七月半ばの番付競争イベントには「ヒドイよ~~~危険!!」とコメントまで付いていると言う、まさに完璧な道標でした。
何と頼もしい、何と親切な、何とありがたい母親でしょう。
これでわたしのしばらくは、母の肩もみが日々の最優先事項となりました。

 

りん子と俊介は一切怖くなくなる、と母は言った。
幸介の態度も軟化する、と母は言った。
きくちゃんは元気になる、と母は言った。
ウメさんは味方になってくれる(厳しいけど)、と母は言った。

……よろしい、ならばそれを自分の目で確かめようじゃないか!!

と言うわけで、改めて母のプレイメモ片手に、四月二十五日からプレイ再開した次第です。
二十五日は、りん子さんと俊様倶楽部が一堂に会する恐怖のイベント。
なんですが、母の話を聞いた後だとちっとも怖くなかった。

それどころか、りん子さんが可愛く見えました。

大 勝 利 !!!

 

店主関連のイベントは、ざっくり飛ばしながら進めていくことになるかと思います。
公正なレビューができなくなることだけが気がかりですが、それを犠牲にして楽しく遊べるなら安いものです。
弥島家の人々を、自信を持って大好きと言えるようになる日も近いでしょう。

お母さん、ありがとう。

【天涯】四月までのキャラ雑感

天涯ニ舞ウ、粋ナ花

 

凄い、ゲームです。

 

感想を書くとなると、どうしても「人」に焦点を当てた方が楽なので、とりあえず、序盤も序盤、四月の段階でのキャラクターの印象をば。

一部、かなり辛口です。ご注意ください。
(嫌いってわけじゃないんです。どちらかと言うと、この印象がどう好転していくのかなって楽しみが強い)

 

 

主人公

Twitterだと「りっちゃん」で通していますが、本当は「はっちゃん」とタコみたいな名前を付けて遊んでいます。
特に意味はない。ここではデフォルト名で書いた方がわかりやすいでしょうか。
まぁ、とにもかくにも気の毒。本人の性格は、常識ぶっ飛んだ発言や配慮のない発言が目立つのでやや不安な子ですが、そういうの一切気にならなくなるくらい気の毒。他の奴らの常識と配慮がなさすぎて。
女中としてはハイパーウルトラ有能。9人の大所帯を難なく回す回す。
ですが、この物語の肝は「女店主」としての彼女の成長(と、言うことになっている)。
サポートを得られない状況で経験のない仕事とそれに伴う責任を背負い込まされ、それはそれはハイパー無能に見える。
今のところ、彼女に対して唯一「おいおい」と思っているのは、賭けに乗っちゃったことです。何故乗った。
そうしないと話が進まないのはわかるんだけど、何故乗った。

 

弥島 幸介

序盤の展開の理不尽が全200%だとすると、その内の50%がこの人。一応、主人公の許婚。
お家騒動に巻き込んだ側だと言う自覚がまるでなく、息をするように主人公を詰ってくる。
店を潰そうとしているのは自分なのに、主人公のミスに説教を叩きつける矛盾した人。いやほんとわかりません。
お陰でこっちは、画面外で「破談にしてぇぇぇ~~~……」と弱々しく懇願するしかない。
仕事が出来て頭の回転も速い、このタイプ弥島家結構居る印象。恐らく幸太の血。

 

弥島 裕介

次男、官僚。何を考えているのか読めないミスターX。
無愛想なだけで毒は吐かず、弥島家の中では比較的害のない人物。言ってしまえば優しいほう。
(この人が優しいほうと言うのが、今作の難易度の高さを物語っている)
視界に入った主人公は助けてくれる。視界に入っていない主人公は流れるようにこき使う。難解。

 

弥島 惣介

三男、学者。序盤はほとんど出てこない。エンカウントすると逃げ出す。ざっくりとした印象は、珍獣。
彼、面白いです。女性が近づくと吐くと言う謎体質の持ち主で、防衛本能のままに主人公にヒドいことを叫んだりするのはご愛嬌。
……まぁ、それを差し引いても失礼な発言はしてくるんですが、それすらも笑える不思議な存在。

 

弥島 恭介

四男、料理人。圧倒的良心。弥島家の善良な心を一手に引き受ける存在。
ひとえに彼の存在故に、このきょうだいのバランスどうなってんだって不思議でたまらない。
賭けの内容を聞いて「ひっでぇ話だな!」と反応した常識人。

 

弥島 俊介

五男、高校生。理不尽45%。コイツがたったの45%って弥島家おかしい。
発言は冷静で頭も悪くなく、荒れた家庭環境の中を器用にすいすい泳ぐ最年少。でもって意地悪。
限度を計って虐めてくるタイプで、どうやら純粋に主人公のことが嫌いらしい。彼女が一体何をしたと言うんだ。
明確に悪意を込めた一言をさり気なく投げて、早々と退場することが多い。

 

弥島 りん子

性格きっっつい長女(次男の下)。理不尽45%。コイツがたったの45%って(ry
高飛車で意地悪で幼稚、自分の問題は棚の上にぽーいして主人公を堂々と虐めてくる。いやはや大したもんです。

 

弥島 きく子

霞のような次女(四男の下)。味方になってくれそうな気がするけど、今は本当に霞のよう。

 

弥島 幸太

全ての元凶。幸介と並んで理不尽50%を担う存在。いやもうこれが自分勝手な人でして……
自分の店を守るために、赤の他人の主人公を利用しようとする。騙し討ちのような手ばかり使い、散々振り回してくれる。
態度が温厚なのに加えて病人なので、一見気の毒な感じがする。気のせいでした。
主人公に協力してほしいならきちんと頼めよ、家長なら横暴な家族を宥めるくらいしてよ、と何度思ったことか。
きょうだいたちの奔放ぶりを見るに、恐らくほとんど家庭を顧みてこなかったんじゃないかと思う。

 

弥島 ウメ

きょうだいの母。この人もなかなかにきっついが、エンカウント率が低いのが救い。理不尽10%。

 

 

序盤の、特に攻略対象の印象は、あえて悪くしているのかなと思います。高木さんの作品らしい。
ただ、今作は設定に無理があると言うか、主人公の置かれた立場が理不尽過ぎるので、心が元気なときでないとプレイは苦しい。

 

とりあえず、サイコロを振ったら「3」の目が出たので惣介から行きます。

【FEエコーズ】雑感、支援会話感想(一章)

ファイアーエムブレムEchoes、息抜きに楽しく遊んでいます。

 

やっぱり、自分は知らないキャラクターへの理解をじわじわと深めていく過程が好きだし、RPGが好きだなって実感した。シミュレーション要素の強い軍記物はやったことがなかったけど、地道に駒を進めていくのが思いの他ハマった。

アルムにそこまで共感できないのがネックと言えばネックだけど(お好きな方ごめんなさい)、こういったヒーロータイプの主人公に共感できたことなんて今まで一度もないので、予定調和だと思っている。
村人たちは大事に育てようって気になるし、女の子たちは皆かわいい。

何よりも、左さんのキャラデザが素晴らしい。アーシャのアトリエからのファンだけど、今回も遊んでいるだけで目が幸せです。

 

とりあえず、一章までで見られる支援会話はすべて見たはずなのでまとめ。
(一部の組み合わせは、まだ支援値が上がるみたいなので、粘れば次のランク行けるのかも。先が知りたいので進んじゃいますが)

 

アルムとクレア C
自分はセリカちゃん一筋なのに、「クレアのそういうところ好きだよ」とか言っちゃうのいけないと思いました。いけないと思いました(大事なことなので2回)
クレアさんは移動範囲が広いので、支援値を上げやすくてありがたい。

アルムとエフィ C
エフィちゃんのスタンスは前情報で大方知っていたので、むしろアルムのスルースキルの方が気になった。気づけよ。気づいてるんだとしたら、もっと状況を問題視しようぜ。

ルカとクレーベ B
「解放軍に入りたい。友達も一緒でいいですか」「大歓迎ですよ」のあっさり感が衝撃で、未だにルカというキャラクターが掴めない。支援会話を聞いてもそれは同じだった。
クレーベは、もっと大人(たいじん)であることを強調する演出が多くてもいいと思うんだけど、今のところアルムにリーダーの座を譲っただけの人という印象。頑張れ。

グレイとロビン C
この会話一体何だったんだろうって、今でも首を捻ってる。

グレイとクレア C
知らない間にフラグが立っていた。クレアさんのこの反応を見る限り、十分脈がありそうだと思う。

ロビンとクリフ B
クリフが任意加入なせいで、ストーリーイベントはグレイとロビンしか出てこない。よって、初めてこの会話を見たときの感想は、「あっこの二人ちゃんと喋るんだな」だった。

シルクとエフィ B
お互いに回復し合っているだけで、どんどん支援値が上がるのでありがたい二人(エフィはシスター)
これだけの男所帯で、同性がエフィだけってのはシルクさん過酷すぎると同情した。クレアさんと仲良くしたらいいんじゃないかな。

フォルスとパイソン B
パイソンの雰囲気が大好きなので、終始ニコニコしながら見ていた。

 

支援値を上げるという目標のお陰で、雑魚戦でもそこそこ頭使えて楽しい。一周終わったらハードモードでやり直してもいいなって思うくらいには気に入っている。マミーとかいう雑魚の皮を被った強敵に、エフィちゃんがワンパンされてお亡くなりになったのは衝撃だったけど(歯車使った)、死んだらおしまいってのも緊張感があって新鮮。

どうせなら、村人を全員傭兵にしてがっつり育成してみたいけど、今回はまぁいいかな。グレイだけネットのオススメに従って傭兵にしたので、やろうと思えば魔戦士ループもできる。初期の仲間で愛着もあるから、やってもいいかなってちょっとだけ思う(でも大変そう)

【遙か2】バレンタインSS~泰継編~

プロローグをお読みでない方は、先にこちら(【遙か2】バレンタインSS~花梨編~ - ほーちゃんの趣味手帖)をご覧ください。

 

 

 正直なところ、泰継の甘い言葉や、よくできた彼氏としての反応は、花梨の期待の外だった。だからこそ、大切な人に贈るんですと説明して、包みを手に押しつけたとき、泰継の顔が嬉しそうにほころんだのを見て、花梨の心はほとんど満たされた。
 ラッピングには頓着せずにさっさと開き、これは食べ物だなと確認して、口の中に入れて無表情で食む。花梨は、そわそわと落ち着かない気持ちでその様子を見守った。
 呑み込んで、しばらくした後、泰継は考え考え言った。
「神子の味がする」
 花梨は思わず、泰継の顔をまじまじと見つめた。泰継は照れもせず、その瞳を真っ直ぐ見つめ返した。
「神子は食すものではない。しかし、それ以外によい表現がわからない」
 神子の温かさが、心に染みる味がする。
 泰継の言葉を、花梨はしっかりと胸に刻み込んだ。嬉しい。これ以上ない、バレンタインの贈り物をもらった。
「そう言ってもらえてよかったです」
 満ち足りた笑顔を浮かべる花梨に、泰継もふっと口元を和らげる。が、すぐにすいと眉を顰め、瞳を翳らせて言った。
「神子は、私の大切な人だ。だが、私は神子に何も用意しておらぬ」
「えっ、それはいいんですよ」
 そもそもこのイベントは女の子が、と言いかけたところで、花梨は急いで口をつぐんだ。
 もしかして、もしかすると。
 これってとっても、チャンスなのでは。
「それじゃ、あの、私のお願い一つだけ聞いてくれますか?」
 バレンタインのプレゼントとして。
「私のこと、花梨って呼んでみてほしいんです。名前で」
 泰継は、瞬きもせずに花梨を見つめた。
「わからぬ。それがどうして、神子への贈り物になる?」
 花梨は考えた。泰継の疑問は、いつも真っ直ぐで真っ当だ。だからこそ、その純粋な問いを、真正面から受け止められる答えを探さなくちゃいけない。
 眉根を寄せて考えている花梨を、泰継の両目がじっと見つめる。
 しばらくして、やっと花梨は、これだと思う答えを見つけた。
「特別な人に呼ばれる名前は、他よりちょっと特別なんです」
 私は、その特別が欲しいんです。
 泰継の白い面に、はっきりと理解の色が差した。
「なるほど。確かに、神子の口からこぼれる私の名は、私には常に特別だ」
 そういうことだな、花梨。
 淡々と呼ばれた名前が、花梨の耳に、甘やかに響いた。
 はい、泰継さん。
 互いの名前を分かち合い、もう一度視線を合わせた二人は、どちらからともなく、ふんわりと幸せな笑みをこぼした。

 

 

スペシャルサンクス、リズ先生。

 

 

〈バレンタインSSシリーズ〉 他の八葉ともバレンタインを過ごしてみてね!

【遙か2】バレンタインSS~頼忠編~ - ほーちゃんの趣味手帖

【遙か2】バレンタインSS~勝真編~ - ほーちゃんの趣味手帖

【遙か2】バレンタインSS~イサト編~ - ほーちゃんの趣味手帖

【遙か2】バレンタインSS~彰紋編~ - ほーちゃんの趣味手帖

【遙か2】バレンタインSS~幸鷹編~ - ほーちゃんの趣味手帖

【遙か2】バレンタインSS~翡翠編~ - ほーちゃんの趣味手帖

【遙か2】バレンタインSS~泉水編~ - ほーちゃんの趣味手帖